今日は、お隣の県、愛知県豊川市と遠方よりご来店いただいたK様のオーダースーツを水洗いクリーニングしていきます。
1時間以上掛けて、わざわざご来店頂き、誠にありがとうございます。
本当に感謝!感謝!です。
今回水洗いクリーニングするオーダースーツは、Scabal(スキャバル)と言う生地を使用していまして、
オーダーでスーツを仕立てる人にとっては、憧れの生地ブランドメーカーであります。
マーチャントの生地ブランドですので、オリジナルで生地を織り上げているのでは無いのですが、
いろいろな原料を買い付け、いろいろなプロデュースをして生地を織り上げさせていて、
膨大なコレクションを展開する世界最大のマーチャント・ブランドになります。
そんな憧れのScabal(スキャバル)のオーダースーツを水洗いクリーニングでスッキリ!爽快に!していきましょう。
まずは、いつものようにカルテの作成から行います。
各部の寸法を測っていきます。
前丈、肩幅、袖丈、下袖丈、着丈、中胴半寸、ズボンウエスト、ズボン総丈、股下、ワタリ幅、ヒザ幅、スソ幅と寸法を測って、
Scabal(スキャバル)のオーダースーツの状態をチェックします。
そして、次に型崩れ防止の為に仕付け糸を打っていきます。
やさしく、丁寧に腰ポケット、胸ダーツ、脇ダーツ、胸ポケット、肩パット、垂れ綿と仕付け糸を打って、水洗いクリーニング時の型崩れを防止していきます。
洗う準備ができましたら、まずはドライクリーニングを行います。
ネットに入れて、やさしく、やさしくドライクリーニングをして、ハンガー乾燥で熱乾燥していきます。
乾燥しましたら、次に水洗いクリーニングです。
職人の手洗いによる水洗いクリーニングを行います。
お客様の大切なScabal(スキャバル)のオーダースーツを水洗いクリーニングするのですから、
そ~んな、機械任せにはできません!
経験と知識を有した私の手で!やさしく、丁寧に水洗いクリーニングしていきます。
洗浄、すすぎ、トリートメント加工をおこない、やさしく、やさしく脱水をします。
脱水をしましたらビッグハンガーに掛けて自然乾燥をしていきます。
寸法とシルエットを修正しながら、形を整えて自然乾燥をしていきます。
水洗いクリーニング終えたScabal(スキャバル)のオーダースーツは、こんな感じです。
大きな型崩れも無く、まあ~良い状態ですよね!
これでこのまま、きれいな状態でパリッ!と乾燥してくれれば楽なんですけど、
実際にはそうもいきませんので、乾燥しましたらアイロンプレスを施します。
テーラー仕込の本物のアイロンプレスを
水洗いクリーニングでグズグズになったScabal(スキャバル)のオーダースーツに施していきます。
追い込み、いせ込み、電蒸アイロンを使用して、コテ布を当てて、霧吹きで霧を打ち、1・2・3・4と熱を伝えるように
熱可塑性を利用してアイロンプレスを施します。
コツコツ、コツコツ、スーツ1着に掛かるアイロンプレス時間は、
な!な!なんと!!!3時間30分強!掛かります。
と~っても疲れる。。。。。。神経を集中する作業になります。
何年もやっていますので、だいぶ慣れましてけど、それでも疲れる。。。仕事です。。。。。
しかし!そんな疲れる仕事ですけど、コツコツ、アイロンプレスを施しますと、
水洗いクリーニングでよれっとしたScabal(スキャバル)のオーダースーツが、こんな感じになりました。
いいですね~!!
とても水洗いをしたとは思えない!素晴らしい出来栄えです!
胸のボリュームも良い感じで出ていますし、
ラペルの返りも良い感じでロールしていますし、
Scabal(スキャバル)のオーダースーツが喜んでいるようですよね!
「大切なオーダースーツがあるんだけど、クリーニングはどうしょう?」とお悩みのあなた!
「このオーダースーツやオーダーコート、怖くって、まだクリーニングに出した事が無いんだよね」とクリーニング不審に思っているあなた!
「なんだか疲れてきてオーダースーツが汗でゴワゴワしてきたな?」とお思いのあなた!
当店には、お客様が安心してお任せできるプロのクリーニングがあります。
是非!一度!お試しください、お待ちしております。
お問合せはメールで→ tetuya6181@po2.across.or.jp
それでは、また・・・・・