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2009年04月23日

ドライクリーニングって何?

今日は、よく聞かれる質問について書込みします。
そう、「ドライクリーニングって何?どんな物なの?」

う~ん、よく質問される問いかけです。
正直、有機溶剤を理解していない人に、分かりやすく答えるのが結構難しいのですが、がんばってみますね。

ドライマークが洗える洗剤のことを「ドライクリーニング」と言うのでは、ありません!間違わないでくださいね

「ドライクリーニング」とは、一言でいってしまうと「水を使わないクリーニング」だから「ドライ」と言います。

ではどんな物か?そう、それが有機溶剤なのですが、
一言で有機溶剤といいますが、有機溶剤自体は数多くの種類があり、いろいろな職種、用途に使用されています。

そう例えて言うと、身近な所では、ヘアースプレー・防水スプレーの中身やペンキ、ベンジン、灯油、冷蔵庫やクーラーの冷媒などが有機溶剤に当たります。

有機溶剤を簡単に分かりやすく言うと、「その液体を手に触れると、簡単に蒸発して、手の油分が奪われ、手が白くなる液体を有機溶剤」と考えてください。

しかし、例に挙げた物は、いずれもドライクリーニング用の有機溶剤ではありません。
衣類洗浄用のドライクリーニング用有機溶剤があります。

現在、ドライクリーニング用の有機溶剤としては、大きく
「石油系溶剤」 「塩素系溶剤」 「フッ素系溶剤」 の3種類に分けられます。

各溶剤内にもいろいろな種類があり、いろいろな特長があります。

多くのクリーニング店で使用されているのが「石油系溶剤」というクリーニング溶剤です。
クリーニング機械の初期投資の費用が抑えられ、一番普及しているクリーニング溶剤です。
また最近では、石油系でもいろいろな種類の溶剤が出てきまして、各クリーニング店の特長を出すのに役立っています。

発がん性物質を含んでいる「パークロロエチレン」やオゾン層を破壊する「フッ素系溶剤」などは、使用するのに環境規制が厳しく、溶剤単価自体も高い為、使用するクリーニング店が減っています。

各クリーニング店の経営方針などによって、どんな溶剤が使用されるのかが違ってきます。

当店では、石油系溶剤の「エクソール」というクリーニング溶剤と石油系溶剤ですが、肌に優しい「環状シリコーン溶剤」というクリーニング溶剤の2種類を使用しています。

「エクソール」溶剤は、洗浄力が大きく、一番普及している溶剤ですので、汚れが強い衣類に使用しています。
「環状シリコーン」溶剤は、毒性が無いので、肌にやさしく、また滑らかさが有りますので、おしゃれ着やデリケートな衣類、に使用しています。

そして、これらの各クリーニング溶剤にドライクリーニング専用のソープ(洗剤)を使って衣類をきれいにしています。

乾燥は、インバータモーターという回転をいろいろ制御できるモーターを使用して、温度設定された熱風を機械の中で送り、溶剤を回収しながら乾燥していきます。

「クリーニング溶剤は、どうやってきれいにするの?」と問いかけが有りそうですが、

クリーニング溶剤は、通常、活性炭フィルターを循環しながらきれいにし、その後、蒸留して溶剤内の汚れを完全に除去します。
そして、またクリーニングに使用していきますが、だんだん減っていきますので、新しい溶剤を補充して使用します。

いろいろ一通り説明しましたが、実際に溶剤を触ると分かるのですが、中々言葉で説明するのは難しいですね。
それでは、また・・・・



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Posted by クリーニングてっちゃん at 21:37│Comments(0)よくある質問
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